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ただ悠花の動きはどうしてもリーダーの指示からワンテンポ遅れてしまいます。
周りは750ccやリッターばかり。
250ccの初心者が遅れるのは当然なんですが、普段から賢こすぎるくらいに癖がなく、無難に走るCBRに物足りなさを感じてたところにこの遅れ…。
乗り始めてわずか数ヶ月のある日、ツーリングから戻った早々
店に居たお父さんを捕まえ
『飽きた!乗り替える』
宣言をした悠花でした。
…と言っても、何に乗りたいか
なんて決めてません。
ふと振り返ると、先輩方が皆して新モデルのカタログを開いて物色
『悠花ならこれか?』
『いやあいつそれ死ぬぞ!』
『ほんならこれか?』
『いやいやこっちやろ…』
『おやっさん!
これいっとこか!』
先輩…お願い
悠花にも選ばせて…(^_^;)
せめてもの希望の黒も…
『下手くそは
視認性のええ色にせい!』
と あっさり却下…(T_T)
こうして89年も年末迫る
寒い時期
90年発売新型モデル
FZR400RR(赤白)の予約が入ったのでした。
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