幻想…。

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由希が爆発現場まで走る! 由希「ひどい…。」 そこは正に地獄絵図だった。 辺りは焼け、人は原型を留めず、地面はえぐれ、床は炎か血液かで染まっていた。 由希は携帯を取り出し、武器をダウンロードする。 その武器は由希に似合わぬ大剣である、俗に言うバスタードソードと言われ片手でも扱える大剣として太古に使われていた剣である。 片手で下段に構え少しずつ前進する。 どこからか子供の泣き声が聞こえる。 辺りを見回す。 いた!! 玩具売り場の前だ! 子供に走り寄る。 由希「大丈夫?」 背後に気配!? 子供を抱きかかえ気配とは逆に蛇行しながら走る!? ?「なかなか判断いいのぉ♪」 大男は携帯から戦斧をダウンロードする! ?「逃がすかぁ!!」 大男が由希を追う! どうしようか。 このまま戦闘は無理。 落ち着いて、何か方法を考えないと!! そうだ!エレベーターは? 周りは電気がまだ付いている。きっとエレベーターも! 携帯を取り出す!! プルルルル♪ 由希「のらちゃん!今からエレベーターで子供下ろすから!お願い!!」 何か話ししてたけど今はそこまで余裕が無いのですぐに切る。 エレベーターに着いた!今は…ちょうどこの階! スイッチを押し、扉を開いたら子供を押し、下へのボタンを押しすぐに閉める! ?「待てぇ!!」 やっぱり間に合わない! 由希は飛び出しエレベーターの前に立ち叫ぶ!! 由希「ここは通さない!!」image=79699003.jpg
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