目覚め…。

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遊園地当日…。 ピリリリリ♪ ピリリリリ♪ ディスプレイに映る文字を見ると雄二と書かれていた。 響「どうした雄二?まだ約束の時間には余裕あるだろ?」 雄二『悪い響!ちょっと用事できてよ!駅には1人で行ってくれ!』 響「…はぁ!?」 雄二『悪い!じゃあな♪』 響「あ!おい!?ちょっ!?」 プーッ!プーッ!プーッ! 切りやがった…。 しょうがねえ…行くか…。 用意はすでに出来ている、待たせるより待つ方がいいだろ。 笠原いるしな…。 遅れたら何言われるか…。 今日も1日疲れそうだ。 あれから三年立った。酷い戦いではあったがそれを上回る出会いもあった。俺もあれからだいぶ人付き合いができるようになったみたいだ。 大学に入学して友達もできた。 少しずつでいい。前に進もうとしっかり思えた。 ジャケットに袖を通し家を出る。 今日も1日晴れそうだ。 駅までの道を歩く。 駅に向かうため商店街を抜ける。 今日も商店街は賑わっている。 学生達、 カップルだろうか?男女の2人、 子供の手を繋ぎ歩いていく母子、 ドクン…。 見覚えのある男がこっちを見ている! 心臓が跳ねる! 冷や汗が頬を流れる! 俺が気付いたのを確認したかのように俺に背を向け後ろへと消えてゆく! 響「………甲斐!?」 反射的に追いかけた!! 甲斐は裏路地に入る!! それを追いかけ裏路地に入る! 響「甲斐!?」 シィンと静まり返った路地…。 見間違えか…。 刹那! 背後から誰かに押さえ込まれ口を何かに防がれる!? 響「っ!?」 次第に意識が遠のいていく…。 くそっ、しくじった。 罠だったのか…。 意識が完全におちる。
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