pure soul

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ブオオオオオオ!! 空港への道を一台の赤いスポーツカーが激走する。 運転席の男がイヤホンを付けライト達の会話を傍受している。 「ちっ、何一つ終わってなかったぢゃねーか!」 イヤホンを乱暴に抜き取り空港へさらにスピードを上げる。 抜き去る車は止まっているような感覚に、赤い弾丸は驚異的な時間で目的地へと到着する。 パーキングに車を止めようとした時にひとりの男が目に留まる。 車をおりその男に近づき手を高く上げる。 パァン!! と小気味いい音を立て、手のひら同士がぶつかる。 「元気そうぢゃねーか♪安心したぜ♪」 「こっちのセリフバイ♪相変わらずと?」 「うっせーよ!あんにゃろがでてったら帰るさ♪」 「どうね?ライバルと一緒に住む気分は?」 「ふざけんな!ライバルぢゃねーよ!敵だ!てーき!それよかアジトに戻んぞ!アイツらもまってる。詳しい話は車の中でするさ♪」
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