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チュンチュンと鳥の囀りに目を覚ます。
カーテンを開け払い窓を開ける。ぐぐっと体を反らし固まった体の筋を伸ばす。
今日は珍しく寝起きがいい。いつもなら私はこんなに簡単に目をさませない。
ふとベッドの隅に置いてある携帯に気づく。
開いてみれば…………。
13:45
え?
由希「わああああああっ!?」
こうして1日が始まる。
由希「お、おはようございます!!」
急いで署内のロビーに顔を出す。そこにはレオさんとシンさんとお兄ちゃんがいた。
響「由希、残念だが『おはよう』じゃない、『こんにちわ』だ。」
レオ「へっ♪飯は食堂の冷蔵庫だ。くってきな♪」
シン「響、そろそろ三回目の見回り頼めるか?この時間ならログインも多いだろう。」
響「あぁ、わかった。レオ、ここ頼む。」
レオ「あぁ♪任せろ♪」
由希「気をつけて。」
そういうとキョトンとした顔でお兄ちゃんがこちらをみた。
由希「ん?」
響「ああ、なんかまともな送り言葉聞いたの久々でな。」
由希「え?」
響「いつもは『死んだらぶっ殺す』だったからな。」
……どんなお友達?
響「じゃあ行ってくる。」
そう言いお兄ちゃんは部屋を出た。
私はその背中をしばらく見送った。
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