鎮魂曲の書①プレリュード

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俺が響と初めてあった時の事…。 それは定期的に配送される荷物の護衛の時。 先頭のトラックを中心に半径1kmを巡回していた。 しかし俺は警備をおこたっていた。なぜなら俺ら管理者に牙を剥く輩なんぞいねーって思っていたからだ。 でも実際はそうじゃなかった。 緊急の連絡を受け、トラックに戻ってみれば4台あったトラックは1台のみになり……。 その場に漆黒の衣を身にまとった1人。 ヤツは自分を『エクスキューショナー』つまり『断罪者』だと名乗った。 俺らも『エクスキューショナー』については話をよく聞いていた。 レクイエム率いるチームが俺達管理者をおそっているという噂を。 そして噂に違わぬ強さをみせつけられた…。 ヤツは軽傷、俺は重傷。 レオ「これが響との初対面だ。」 由希「…………。」
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