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状況は一見かなり不利に見える。しかし必ずチャンスはやってくる。そしてそのチャンスは来た。
響に向かって一人の兵士が駆け抜ける。その兵士は黒い布を体に羽織り、目にも止まらぬ速さで響の背後にたどり着く。
?「準備できました。」
そういい響のポケットに何かを詰め込む。
状況の確認。
敵は全軍俺と眞那に集中している。
アルターは相変わらず奥で指示を出してその場を動かない。
眞那は俺に劣らない強さ。
行ける!!!
眞那に近づき空に剣を掲げその引き金を引く!!
ダァンダァンダァン!!!!
眞那「へっ!?」
眞那は響に向かい合う。
そんな眞那の肩に手を置き…。
響「助かったぜ、これから反撃だ!!」
その周りを囲む兵士に動揺の色が見られたのはすぐの事だった。
その動揺はすぐにアルターにも伝わった。
アルター「な、何事だ!?」
兵士「別動隊が現れました!」
アルター「レクイエムは囮か!?おのれぇぇぇ!!」
悪夢「………。」
右京「ぬかるなよ。ここまで魅せられては俺達が遅れる訳には行かんだろ?」
ライブラ「あぁ、負けてらんねぇぜ♪」
北側から右京と悪夢が突撃する!!
南側…。
スー、バイエ、アル、沖田が待機中である。
スー「わぉ♪のらの奴もう響さんと合流したじゃん♪」
アル「…流石…。」
沖田「では僕らもそろそろ。」
バイエ「あぁ!!行こうぜ!!」
南側よりスー達が突撃する!!
響「のら!!牽制しろ!!眞那は逃げて来る敵を!!」
のら「ぅにゃー!!いくぜぃ!」
眞那「あの、あなた達は一体?」
響がポケットから携帯を取りだしSDカードを差し込む。
響「俺達はこの世界『new world』を守る『ゾディアック』。」
響は両手を広げ、空を仰ぐ。体は黒いオーラを放ちやがて背中から漆黒の翼が姿を現す。
響「そして眞那、君が探している男と俺達は敵対している。」
ガンブレードを低く構える。
響「さぁ!!来いよ!!テメエらの魂…俺が鎮めてやるぜ!!」
翼をはためかせ敵陣へと飛び込む!!
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