8179人が本棚に入れています
本棚に追加
鎮魂曲の書②由希の師
響く鉄の摩擦音。
鼻をかすめる硝煙の匂い。
ここは戦場。
その中心に二人、背を合わせ戦場に花を咲かせる。
本心を言ってしまえばあの人、兄と慕うあの人の背中を守りたい。でも私は足手まといだ。
わからない。なぜ、兄はあれほど強いのか、私はどうすればあの二人のような強さが得れるのか…?
夜、1人でこっそり修行へ行く。
これはシンさんしか知らない事だ。
反省を次にいかすため、その日の内に課題を復習する。
そんな日に彼と出逢った。
最初のコメントを投稿しよう!