鎮魂曲の書②由希の師

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鎮魂曲の書②由希の師

響く鉄の摩擦音。 鼻をかすめる硝煙の匂い。 ここは戦場。 その中心に二人、背を合わせ戦場に花を咲かせる。 本心を言ってしまえばあの人、兄と慕うあの人の背中を守りたい。でも私は足手まといだ。 わからない。なぜ、兄はあれほど強いのか、私はどうすればあの二人のような強さが得れるのか…? 夜、1人でこっそり修行へ行く。 これはシンさんしか知らない事だ。 反省を次にいかすため、その日の内に課題を復習する。 そんな日に彼と出逢った。
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