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亮司君とのメールは良く続いて、毎日するようになった。
メールが続かないあたしにとっては、本当に珍しいことだからびっくりした。
だんだん亮司君って呼ぶのが堅苦しく感じてきた。
「もっと仲良くなりたいなぁ…。」
そう思ったあたしは、早速亮司君にメールをする。
『亮司君ともっと仲良くなりたいから、リョウ君って呼んでもいい?』
別に呼び捨てでも良かったけど、やっぱり年上だし…と思いこんな呼び方にしてみた。
リョウ君からは意外な反応が返ってきた。
『うん。なんかメッチャ嬉しい…。』
「えっ…別に普通じゃないかなぁ…。」
その時はそんな風に思っていた。
後にわかったのだか、リョウ君の前の彼女は、名前すら呼んでくれなかったらしい…。
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