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「…わかった!下僕を使わずこの通りを歩いてやる!」
「どうぞ―♪」
歩き出す。一歩一歩、歩いていたら横の水溜まりに足がはまった…。
「下ぼ…。」
我慢だ。我慢だ。再び歩き出す。
今度は飛び出して来た子供のアイスが服についた…。
「おぃ!げっ…。」
仕方なく自分でティッシュをふく。
一時間後…
とりあえず一人でがんばった。
「さぁピエロ!教えろ!」
遠くから声がする。
「うっ。アリスがちゃんと出来てる…。」
「その声はオズ!」
「良かった―。アリスはちゃんと一人でも出来るんだね。安心したよ―。」
「なにが安心だ―!私の下僕の分際で主を一人置いていくなどあってはいかんだろ―!」
足蹴をくらわす。
「ゴメンよ―。ギル~。」
「止めろ!バカうさぎ!」
「うるさい!ワカメ頭!」
あと少しでも、下僕とこんな日々を送りたいと思ったアリスだった…。
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