旅立ち

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二人は間合いをとった。あたりの風が激しくなり始めた。 ………… 二人の間に緊迫した空気が流れる 「かかってこないなら、こっちから行くぜぇ!!」 痺れをきらした山賊を両手にナイフを持って突進してきた ビュ ディーノは一瞬にして山賊の背後にまわった!! 「おせぇんだよ……死にやがれ」 しかし剣は空を斬った 「オイオイ。山賊なめんじゃねえよ!!」 山賊はディーノの上空にいた 「これでもくらいなぁ」 右手に赤い気流が発生している ―――フレイム (第1フォースである炎の初級魔法。) ゴォォオオ!! 人の頭ほどの大きさの火の玉がこちらに向かってくる 「ちっ……これしかないか。」 ディーノは火の玉に向かい激突した バァアアン!! 「ヒャハハハ。モロにくらいやがったぜぃ!!」 歓喜に浸る山賊 「これでやつは死ん………!!」 火の玉の中から黒い影が向かってくる!! 「死んでなくて残念だったな。」
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