Ⅳ初登校キター!

22/25
前へ
/88ページ
次へ
「おい、チャラ男。一条と話しあるからコレでも食って待ってろ。」 キャ――――――!!////ホスト×王道ktkr!あ、状況を説明すると、ご飯食べ終わった俺にもっちゃんがアイスくれたんだよ。アイス嫌いじゃないから嬉しいけど、今はアイスより萌えがいい。 「わー、ありがとー。」 あ、もちろん美味しい萌えをくれたお礼ね? 「ちょっとこっちこい。」 「はぁ…。」 そう言って俺から離れる珪ともっちゃん。いや、離れなくていいよ?近くでみたいし。そんなとこ座ったら話しが聞こえないジャマイカ!……それにしても… 「二人かなり近いねー。」 「よっぽど聞かれたくねぇんじゃねぇか?」 おぉ、ちゃんと返事返してくれた!何だかんだで優しいとこが萌えるね。でも二人の絡みも禿げ萌えるよ。全く、彼女できる前に禿げたらどうしてくれるんだ。 「ねー、せんせーはどうして保健医のせんせーになったの?」 「母親がいきなりML?だとか、教師萌えとか言いだしたんだよ。んで、気づいたらここに勤めることになってた。」 貴腐人キター!まさか保健医のお母さまが腐っていただなんて…。多分保健医のお母さまは脇役男前受けが好きなタイプだな。俺も好きだよ。王道の次くらいに。 「へぇ、お母さm…じゃなくてー、お母さんにちゃんと報告してるのー?」 「するわけねぇだろ。めんどくさい。……てか、なんで報告しなきゃいけねぇこと知ってんだ?」 しまったぁああ!BL小説ではよくある展開だと思ってつい言ってしまった。それより、報告してもらえなくてお母さま可哀想だなぁ。 「せんせーのお母さんって親バカそうだなぁと思ってー。」 「よくわかったな。」 うん、うまくごまかせれた。さすが俺!伊達に腐男子はやってないね!あ、珪たちの話し終わったみたい。 「帰ろうぜ。」 俺はちょっと不機嫌そうな珪に気づかないふりをして頷いた。 「じゃあねー、せんせー。もっちゃんもー。」 「俺はおまけか。」 そんなツッコミをスルーしながら俺たちは寮へ向かう。もうちょっと色んな人と絡ませたかったけど、まぁ明日でいいよね。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8861人が本棚に入れています
本棚に追加