Ⅳ初登校キター!

23/25
前へ
/88ページ
次へ
こんにちは、姫城 玲です。 眠そうにしていた珪ちゃんを部屋に帰らせて、今俺は寮のコンビニという名のスーパーにいます。 それにしても… しゃべり方キモイな← チャラ男が敬語使うとかきいたことないよ。まぁ、中身はただの腐男子だけどね。あ、なんでコンビニにきたかというと、明日朝ご飯の材料がなくなっちゃったからなんだ。うん、珪はホントよく食べるよ。王道だから仕方ないか。 「あ…、玲…ここ…用?」 あ、ワンコ書記に遭遇してしまった。くそ、こんなことなら珪を帰らせるんじゃなかった…。ワンコ書記×王道がみられるチャンスだったのにぃ!それにしても、書記にワンコの耳と尻尾がみえる。しかも嬉しそうにブンブン振っている。可愛いジャマイカ!多分、コンビニに何か買いにきたの?ってききたかったんだろうな。 「明日の朝ご飯の材料買いにきたんだよー。書記くんはー?」 「ん、…健太…。これ…。」 健太って呼べってことだよね?うん、ケンちゃんって呼ぼう。……なんか、珪ちゃんとかぶるなぁ。あ、これっていうのはケンちゃんが持ってるお菓子のことね。 「ケンちゃんお菓子好きなんだー。」 「ケン…ちゃん…?」 きょとんとして首を傾げる仕草可愛いすぐる!ヤバい、萌えすぎて燃える!むしろハゲる!← 「そ、健太だからケンちゃんー。可愛いでしょー?」 「ん、…ケンちゃ…ん…嬉し…!」 そうかそうか、ケンちゃんって呼ばれるのがそんなに嬉しかったのか…。またもや尻尾がみえる。なにこの可愛い生き物。家で飼いたい← 「玲…、朝…ご飯……いい?」 へ?朝ご飯いい?…………あぁ、朝ご飯の材料買わなくていいの?ってことか。うん、すっかり忘れてた。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8861人が本棚に入れています
本棚に追加