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チュンチュンチュン…
爽やかな小鳥のさえずりが聞こえてくる。カーテンを開けると暖かな日差しが差し込んできた。今日もいい天気だ。俺は昨日買った材料でどんな朝食を作ろうかなどと考えていた。
「よし、今日は大根の味噌汁と、ご飯と、鯖の塩焼きと、ひじきと、玉子焼きにしよう。」
俺はお気に入りのエプロンをつけて朝ごはんを作り始めた。
「ん、はよ…。」
珪ちゃんが眠そうに目をこすりながら起きてきた。ヤバい、川湯卓…。その可愛らしさで攻めを虜にしていくわけですね。わかります。
という感じに逃げられないかな?……え、今のは何かって?俺の現実逃避に決まってるジャマイカ!小説の中なんだから、都合のいいようにいってもいいと思うよ!だから珪ちゃんと会長かイチャイチャして絡むようにさせられないかな…。
「おい、きいてんのか?似非チャラ男。」
うわ、似非チャラ男とか言われた。俺泣きそう←
「えー?俺のどこが似非チャラ男なのー?変な会長ーwww」
「…この庭には監視カメラついてるから、今更隠しても無駄だぞ。」
監視カメラ……だとっ…誤魔化せないジャマイカ!え、会長夢でも見てたんじゃないのー?って最後に言うつもりだったのに…。会長の馬鹿!バ会長!……はぁ。もう誤魔化せないよね?いや、意外と誤魔化せたりしないかなぁ…。てか、会長が近い気がする。あー、ここにいるのが俺じゃなくて珪だったらめちゃくちゃ萌えるのに!「おい、なんか近くねーか?」「あ?気のせいだろ。」「いや、違うだろ。てか、腰抱くなっ!」「良いじゃねーか。俺様がこうしてぇんだから。」みたいな感じでイチャイチャすればいいと思うよ!あ、ちなみに腰を抱くってのが入ったのは、妄想中に会長が俺の腰を抱いたからね。
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