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次の日は学校を休んだ。なんとなく気まずかったからだ…。
一日寝たら気分がすっきりして休んだ次の日に学校に行った。
またいつもと変わらない日常…。
S君が教室に入ってくる。何かがおかしい…顔に怪我をしている。
雪玉を投げてきた男子も…S君以上に怪我をしている。
すぐに職員室に行って先生に話を聞いた。
昨日のことS君が雪玉を投げてきた男子と言いあいをしているうちにケンカになったらしい。
先生がかけつけた時にS君は「顔の傷は治っても心の傷は二度と治らね~んだぞ…わかってんのか?。」と言っていたそうだ。
その後S君も雪玉を投げた子もケンカの原因については黙っていたそうだ。
私は思わず自分の傷に手をあてた。
その日の帰り…思いきってS君に声をかけた。S君は少し驚いた表情を浮かべた。
私が「ごめん…ケンカした理由…私だよね…ごめん。」とあやまるとS君は「バカあやまるな…俺がやったこと間違ってねぇし。だって同じ人間だからさ」と言っていたずらっぽく笑った。
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