小学校時代…

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朝― 目が覚める度思うこと… 「また生きてたか…」 ため息を一回つき眠い目をこすりながら制服に着替えて部屋を出る。 …重りでもついているのではと思うほど体が重い…。 部屋を出て台所に行き朝食のコーヒーとパンを食べ集団登校で学校へ向かう。   学校の玄関…毎日この玄関が長く感じるいつも気分が悪くなる…。 玄関を入ってすぐの場所に下駄箱がある。 「今日はちゃんと上靴あるな…」 画鋲などが入れられていないことを確認してから上靴をはく。 これが毎朝の日課だ…   上靴がなければスリッパをはいて部屋に行く。 上靴がなくなることがほとんどだからもうあってもなくても同じという考え方になっていた。 逆に上靴があると不安になることがほとんどだ。 上靴の中に入れられたもの…虫の死体・画鋲・「死ね」とかかれた手紙・ゴミ…いろいろある…。 何も入れられていなければ嬉しいといった現場だ。
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