切断

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眼が光に慣れると右腕を下ろし、窓に背を向ける。視界に入ってくるのは当然見慣れた自室の風景だ。 四方を黒い壁に囲まれ、天井も黒く床も黒い絨毯が敷かれた四角い箱のような部屋。 部屋の中心にはガラス張りのテーブルがあり、部屋の隅には黒を基調としたベッドが置かれているが、他に見当たるのは壁にかけられた薄型のテレビ位だ。 ○○は制服に着替えるためにクローゼットの扉を開くと扉の内側の姿見に自分が写る。 部屋着の黒いTシャツとカーゴパンツを脱ぐと、素早く制服に着替えて姿見で身だしなみを確認。
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