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あきちゃんは、遼より三才年上なので五年生。
そう、学校では【保険・体育】の授業で【性教育】が始まり、【性】に関しての好奇心・興味心がフツフツと湧いてきていたのだ。
この頃の男の子には、対象が【男か女か】と言う前に【快感】への好奇心が大きく芽生える頃なのかも知れない。
あきちゃんは、そんな好奇心を抑える事ができず、何も解らない遼なら大丈夫だろうと思い、自分の欲求を満たしていたのだろう。
あきちゃんの手が、太腿を撫ぜながら徐々に上へ上へと移動していく。
遼)『………。』
遼は、段々と手が上がってくるのは解っていたが何も言わずジッとしていた。
そしてついに…。
あきちゃんの手が、遼のプリッと肉付きのいいお尻に触れた。
あきちゃんは、その柔らかいお尻を撫でたり、キュッキュッと揉んだりしていた。
遼は、揉まれる度に何だか自然と下半身に力が入るのが変な気分だったが心地良い気分でもあった。
遼)『…ん… んん…。』
と、自然に吐息が出ていた。
その声を聞いたあきちゃんが…
あ)『遼ちゃん? 気持ち良いの?』
と聞いた。
遼)『…ん…、何かわかんないけど… 何か気持ち良い…。』
あ)『そうなんや、気持ち良いんや!?』
遼)『うん… なんか、ムズムズする感じが気持ち良い…。』
さすがに【性感】と言う言葉は知らなかったが、身体が自然に感じていたのだろう。
【ガチャッ!!】
と玄関の方で、鍵の開く音が聞こえた。
遼)『あきちゃん… 優にぃが帰って来たみたいやで。』
あ)『えっ!?』
【ゴツンッ!】
あきちゃんは、慌ててコタツから出ようとして頭をぶつけた。
あ)『痛っつぅ~…』
優)『ただいまぁ~。 あれ? 照史(きたがわ あきと)来てたんや!?』
あ)『…うん、暇やったしな!』
優)『ふぅ~ん… そかぁ!』
と言って、優希は自分の部屋に行った。
あ)『ビックリしたぁ~… 遼ちゃん… 今日の事は誰にも内緒やで!?』
遼)『…うん、わかってるよ!』
遼は何故内緒なのか理解出来なかったが、あきちゃんがそう言うので、内緒にしてた方がいいと思ったのだ。
あ)『また、今度、続きしような。』
あきちゃんは、そう言ってその日は帰った。
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