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「今回の依頼はここのモンスターの目を100ほど取ってこいってやつなんだが…」
「目…ぐ、グロテスク…うぇ」
「…とまぁ俺とお前でやれそーな依頼じゃねーから、人手を増やさないとな」
「えー…」
「えーじゃない。だいたいたまにはお前から人を呼んだらどうだ?…よし、あそこの女の子二人を誘ってこい」
「ええええ…む、無理!」
「お前なぁ。そんなんじゃ俺がいなくなったらどうする?他の人間と話せないんじゃ生きていけねーぞ?」
「い、生きていけるし!」
「ほほぅ…言い切ったな?その言葉忘れんじゃねーぞ?」
「も、もちろんさ!」
「あ、あのー」
「う、うわぁ?!」
「す、すみません?!」
「あはは…なんの用です?狩りでしたら喜んでご一緒しますよ」
「わぁ!本当ですか?ありがとうございます!やったねフェイト~!」
「うん!お二方よーろしくぅー!」
「よろしくー」
「…ょ…」
「わぁ!ねぇねぇそれってブルーウルフの槍だよね?すごーい!実物初めて見た!」
「あ、はい…兄貴から貰ったんです」
「きゃーまじであの槍?!良いなー!頂っ戴ー!」
「ぇ…ぇーと…それは…その…」
「やっだーおもしろーい!冗談だっよーん?!」
「え、あ、そうなんですか…あはは」
「あはは可愛いー!あなた名前なんて言うの?」
「フリオ…です」
「じゃあ…フリオくん!私は改めてよろしくね!」
「えーそのまんまじゃんフリオくんって。あたしなら…フリフリ太郎とか!いけてな~い?」
「ぷっ」
「あ~!今フリリン笑ったな~?」
「あはは、そりゃ誰だって笑うわよそんなおかしなあだ名」
「ひっどーい!どこがおかしいのよー!」
「あははは」
「あははは」
(あのフリオが他人と会話をして笑ってるの初めて見た…。案外やれるじゃねーか)
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