第一話

3/5
前へ
/18ページ
次へ
朝6時、隣りの部屋から聞こえてきたトランペットによる「鳩と少年」のメロディーによって目が覚めました。 隣部屋は空き部屋だった筈なので、気のせいかと思っていたら、 ピンポーンと僕の部屋のインターホンが鳴りました。 ドアを開けて、来客が誰かを目で見てみると、 あらびっくり大佐殿でした。 大佐は、僕に引越蕎麦を渡し、世間話でもしようと中で入り込んできました。 ……それから約三時間が経ちますかね……大佐はラピュタの素晴らしさとシータの可愛さを延々と語りまくります。 もう、いい加減嫌になってきましたね……僕は、ラピュタより魔女宅派なんで…… 「大佐殿、大佐殿」 「あの短めの三つ編みがーって、どうなされた?」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加