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ああ、きっと夢なんだ
判ってる、判ってるさ
「…くん、シンジくんってば!」
「なぎさ…」
「何で僕の部屋で寝てるの?」
「ごめん」
「別にいいよ、
……あのね、」
ねぇ、渚
僕はね、君が好きなんだ
凄く好き
それは君もだろう?
なのに、どうして
「別れたいの…」
これで5度目の別れ話
全部、君から
何が駄目なの?
ねぇ、渚…
「シンジくんの事は好きだよ
でも…、
もういやだ」
そう、
別にいいけど
「さよなら」
…なんで、
なんで泣くのさ!
…
……
………
早く行けよ、
僕の前から消えろよ、
「…、もし…さ、
僕の元に戻ってきたら、
今日みたいに起こしてよ」
「 」
ああ、どうしよう
泣きたい
死にたい
今すぐ此処から飛び出して、
空に向かって飛びたい
本当に、
ドンマイ、僕
………、
僕の元に戻ってきたら、
笑顔で起こして欲しいな
…駄目?
だよね
…
……
………
やっぱり、
戻って来て
今すぐ戻って来て、ねぇ
今すぐ戻って来てよ
……あ、やっぱり今のなしね
僕は此処ににいるよ
僕は此処に 僕は君の為に
此処で待つよ
.
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