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一応、ここ3回のツアーでは、個人的に知り合った人や、自分たちの音楽のファンにのみんなに対して、前よりずっと感謝出来るようになっていたんだけど、
やっぱり、みんなへの思いやりや後ろめたさやフラストレーションからは抜け出せないんだ。
どんな人にも良いところがあるわけで、俺はどうやら人を愛し過ぎているようだ。
自分が悲しくなるぜ。
ちっぽけで、悲しくて、神経質で、ろくに感謝もできない、うお座なのさ。まったく。
なぜ単純に楽しめないんだろう。知らねえよ。
俺には野心と思いやりが漲っている女神みたいなヨメと、あまりにも昔の自分を思い起こさせる娘がいる。
その子は、愛と喜びに溢れ、会う人みんなにキスをする。誰もが良い人で、あの子を傷つけてけたりしないから。
それを思うと、俺は身動きができなくなるほど恐ろしくなるんだ。
フランシスが、自分みたいに惨めで自滅的なデス・ロッカーになったらと思うと耐えられないよ。
俺は大いに恵まれてるさ。物凄くね。そして感謝もしている。
でも7つの頃から、俺は人間というもの全てに憎しみを抱くようになった。
ひとえに、人々があまりにも簡単に折り合えて、
思いやりを示せているゃうに感じるからだ。思いやりだよ。
きっと俺があまりに人々を愛し過ぎて、思いを寄せているからなんだろうな。
皆さん、何年もの間、お手紙や応援をありがとう。
焼けてムカつく腹の底からお礼を言わせてもらうよ。
俺は異常で気分屋の赤ん坊さ。
もう情熱がないんだよ。
というわけで、よく言うように、消え去るよりは燃え尽きる方がいい。
ピースとラヴと思いやりを込めて、カート・コバーンより
フランシスとコートニーへ、俺は君たちの祭壇にいるからな。
頑張れよ、コートニー、
フランシスのために、
俺がいないほうが遥かに幸せになれるはずの、あの子の人生のために。
I LOVE YOU,I LOVE YOU
by Kurt Cobain
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