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「どうだった新入生は?格好良い子いた?!」
昼休み、いつものように怜先輩雪先輩と3人で食べる。
「わたしには怜先輩しか格好良くみえませんから大丈夫ですよ先輩!」
「彼女からこんな素敵な言葉を貰える何て怜ったら幸せ者~!」
「‥‥静かに食えないのか。」
毎度ながらわたし達はこうして先輩に怒られる。
「あっ、そおいえば後輩が入学してきたんですよ!」
「おー!可愛い??」
雪先輩、新入生にまで手を出すつもりですか‥‥??
「残念ながら男の子ですよ」
少し意地悪を込めて言うと、
「えぇッ!おとこ?!!」
心底びっくりしたような表情の雪先輩。
「ど、どどどどうするの怜!ライバル出現じゃんッ」
「ライバル‥‥?敦史は別に普通の後輩ですよ?」
「"あつし"?!怜意外の男子を呼び捨てだなんてやっぱり元か『黙れ。』」
何だか不機嫌極まりない怜先輩の声に雪先輩は黙るもののまだワタワタしている。
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