648人が本棚に入れています
本棚に追加
「‥??部活内では男女共チームワークを良くする為に下の名前で呼ぶルールだっただけですよ??」
何でこんなに動揺するんだろう雪先輩?
「じゃあ別に元か『雪。もういいだろ‥。』」
「何かいいかけてましたよね??」
「くだらない事だ。それより早く飯食え。」
そう言うと黙々と食べる先輩に隣では不機嫌そぉな雪先輩。
本当にどうしたんだろう?
「楮仔ちゃん、何だか可愛くなったよね~」
「‥‥はい??」
ご飯も食べ終わりのんびりとくつろいでいた時だった。
ぽつりと呟く様に言う雪先輩。
雪先輩、どうしちゃったの?!
怜先輩も読んでいた本から目を離し雪先輩を見つめた。
「何て言うのかなぁー、色気が出てきたというか‥‥」
「色気?!」
それは嬉しい!色気とは無縁だったわたしなんだからっ。
「全体的に女の子らしくなった感じ??いつもは元気一杯なのにたまに見せる女らしさにキュ~ン!みたいな??」
「き、きゅ~ん‥‥??」
自分じゃよく分からないなぁ‥‥
「怜も可愛くなったと思ってるでしょ?」
な、雪先輩!それはきいちゃいけませんよ‥‥!
と思いつつもほんの少しの期待を持ちながら先輩を見つめる。
わたし、可愛くなった??
「‥‥何も気づかなかった。」
最初のコメントを投稿しよう!