*苺味

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「‥??部活内では男女共チームワークを良くする為に下の名前で呼ぶルールだっただけですよ??」 何でこんなに動揺するんだろう雪先輩? 「じゃあ別に元か『雪。もういいだろ‥。』」 「何かいいかけてましたよね??」 「くだらない事だ。それより早く飯食え。」 そう言うと黙々と食べる先輩に隣では不機嫌そぉな雪先輩。 本当にどうしたんだろう? 「楮仔ちゃん、何だか可愛くなったよね~」 「‥‥はい??」 ご飯も食べ終わりのんびりとくつろいでいた時だった。 ぽつりと呟く様に言う雪先輩。 雪先輩、どうしちゃったの?! 怜先輩も読んでいた本から目を離し雪先輩を見つめた。 「何て言うのかなぁー、色気が出てきたというか‥‥」 「色気?!」 それは嬉しい!色気とは無縁だったわたしなんだからっ。 「全体的に女の子らしくなった感じ??いつもは元気一杯なのにたまに見せる女らしさにキュ~ン!みたいな??」 「き、きゅ~ん‥‥??」 自分じゃよく分からないなぁ‥‥ 「怜も可愛くなったと思ってるでしょ?」 な、雪先輩!それはきいちゃいけませんよ‥‥! と思いつつもほんの少しの期待を持ちながら先輩を見つめる。 わたし、可愛くなった?? 「‥‥何も気づかなかった。」
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