*苺味

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「‥本当に俺でいいのか?」 「え?」 不安気な先輩の瞳が微かに揺れる。 「俺、本気でアイツにとられるかもしれないって思ったら‥‥凄ぇ後悔した。 お前は気持ちを言葉で伝えてくれるのに‥‥‥ 可愛いも何も言えない俺より言葉にしてくれる奴の方にいくんじゃないかって、、。」 初めて聞いた、先輩の不安。 ねぇ先輩、 抱きしめてもいいですか?? 「‥‥馬鹿だ」 「え‥?」 先輩の隙をつき、緩んだ腕の間に手を入れて力いっぱい抱きしめた。 「先輩は馬鹿です!わたしがこんなに先輩が大好きだって‥‥ 誰よりも大好きだって分からない何て馬鹿ですッ!」 不安にならないくらい大好きだって言い続けます。 毎日でも笑顔をむけます。 だから、先輩以外を好きになること何て無いんだって気づいて下さいよ‥‥?? .
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