648人が本棚に入れています
本棚に追加
――――――――――――――――――
―――――‥‥
帰り道。
先輩が差し出してくれた手に自分の手を重ねて歩く
「‥あのさ」
「どうしたんですか?」
少し様子がおかしい先輩
眉間に皺を寄せながら何故だか言いづらそうな顔をしている
「アイツ‥‥。」
「あいつ‥‥敦史ですか?」
「‥ソレ。」
わたしが"敦史"と言った瞬間、一瞬ムスッとした先輩
これも焼きもちって勝手に解釈させてもらおう
「元彼なのか?」
「‥‥はぃ?」
敦史が元彼‥‥??
「先輩、わたしを見て分かりませんか?」
「‥何が。」
「わたし、スーパー平凡人ですよ?
彼氏なんて出来るわけないじゃないですか!」
‥‥全く。悪気は無いのかも知れないけど、先輩が言うと嫌味に聞こえますよそれ??
最初のコメントを投稿しよう!