*苺味

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「‥じゃぁ俺が初めてなのか。」 「すみませんね、慣れてなくて」 先輩はもっと余裕がある女の人の方がいいでしょ?? しかも平凡極まりないわたしが彼女何て、すぐに飽きちゃうかも‥‥ 「‥いいんじゃない?」 「何がですか?」 「全部俺が初めてってことじゃん。‥俺は嬉しいけど?」 先輩の思いもよらない言葉にわたしは呆然 「な、何かそんな事言うキャラでしたっけ‥?」 「さぁ?」 平然を装ったつもりだったけどあっさりバレてしまい、 クスクスと鼻で笑う先輩 思いっきりからかわれてるよわたし‥‥!! というか先輩が敦史を元彼とか勘違いするからいけないん‥‥ 「あぁッ!!」 「‥いきなり大声だすな。」 先輩の呆れた声が聞こえたが今はそれどころじゃない 「先輩ッ、」 「ん?」 「屋上で雪先輩が言おうとしてたのって、 その事ですよね??」 わたしが少し笑いながら聞くとバツの悪そうな顔をする先輩 「あの時必死に止めてたのって、、焼きもち‥‥??」 屋上で雪先輩が何かをいいかけたのを何度も止めていた先輩 多分あってるハズ! 「‥何にやけてんだアホ。」 「あ、答えないつもりですか?!ちょっ、早いッ」 無言で速足になった先輩に笑いが止まらないわたし だって、先輩の耳。 「赤いですよ?」 「‥‥。」 いつもはクールで甘い言葉何ていってくれないけれど、 確かな愛はちゃんと伝わったよ‥‥?? 「先輩すきです」 「‥‥俺の方が好きだから。」 こうして今日もわたしは先輩に恋をするんだ。 ―END―
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