648人が本棚に入れています
本棚に追加
「‥じゃぁ俺が初めてなのか。」
「すみませんね、慣れてなくて」
先輩はもっと余裕がある女の人の方がいいでしょ??
しかも平凡極まりないわたしが彼女何て、すぐに飽きちゃうかも‥‥
「‥いいんじゃない?」
「何がですか?」
「全部俺が初めてってことじゃん。‥俺は嬉しいけど?」
先輩の思いもよらない言葉にわたしは呆然
「な、何かそんな事言うキャラでしたっけ‥?」
「さぁ?」
平然を装ったつもりだったけどあっさりバレてしまい、
クスクスと鼻で笑う先輩
思いっきりからかわれてるよわたし‥‥!!
というか先輩が敦史を元彼とか勘違いするからいけないん‥‥
「あぁッ!!」
「‥いきなり大声だすな。」
先輩の呆れた声が聞こえたが今はそれどころじゃない
「先輩ッ、」
「ん?」
「屋上で雪先輩が言おうとしてたのって、
その事ですよね??」
わたしが少し笑いながら聞くとバツの悪そうな顔をする先輩
「あの時必死に止めてたのって、、焼きもち‥‥??」
屋上で雪先輩が何かをいいかけたのを何度も止めていた先輩
多分あってるハズ!
「‥何にやけてんだアホ。」
「あ、答えないつもりですか?!ちょっ、早いッ」
無言で速足になった先輩に笑いが止まらないわたし
だって、先輩の耳。
「赤いですよ?」
「‥‥。」
いつもはクールで甘い言葉何ていってくれないけれど、
確かな愛はちゃんと伝わったよ‥‥??
「先輩すきです」
「‥‥俺の方が好きだから。」
こうして今日もわたしは先輩に恋をするんだ。
―END―
最初のコメントを投稿しよう!