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心配そうに聞いてくる楮仔。
そんなに俺、顔に出てたか‥‥?
「怒ってない。昼食べにいくぞ。」
「あ!お弁当教室にあるんで先行ってて下さい」
「分かった。」
急いで教室へと向かう楮仔をジッと見つめる。
「‥‥何焦ってんだ俺‥‥。」
―――――――――――――――――
「お弁当!」
急いで教室へ戻りお弁当を2つ手に持つ。
もちろん2つとも先輩用。
わたしの分は何と先輩が作ってくれてる!
「こらニヤニヤしないの」
「うがッ!ニヤニヤしてた?!」
呆れる佳ちゃんをよそにニヤニヤはなかなか止まらない。
「何か最近幸せだぁー。今日何て新入生の中に敦史がいたし!」
「敦史‥‥?!あんたそれ先輩も知ってるの‥‥??」
少し驚きながら聞いてくる佳ちゃん。
「うん、先輩にも敦史にもお互い紹介したよ?」
¨もしかして‥‥¨と呟いてる佳ちゃん。
よくわかんないけど今は屋上いかなきゃね!
「じゃ、行ってきますっ!」
「あいよ~」
ヒラヒラと手を振り返してくれる佳ちゃんに満面の笑みを浮かべわたしは屋上へと向かっていった。
「これは先輩、ライバル出現ねぇ~」
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