0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
なんて調子に乗ってみる。
ちなみに誠の学習時間は夕食を食べる時間よりも短い
話は変わり
「そういえばさぁ、ここらって不審者がでるんでしょ？怖いよねぇ」
朝のホームルームで最近不審者がでるので注意するようにと先生が言っていた。
(きみはぼくが守るよ！)
なんて気のきいたセリフが頭の中に浮かぶがなかなか言えない
「そういえばこの辺りだね」
無難な返事
「ねー、もしあたしが不審者に狙われたらどうする？」
ま、待ってました！とばかりに誠が言う
「かか香ちゃんはぼくが守るよ！」
言っちゃった…
テレビの中の人が言っていた
男は格好をつけて生きるもんだ…
と
「ありがとう…カッコいいじゃん」
(やったぁぁぁぁ)
誠は心の中で小躍りした。
そんな話をしながら下校している二人の行く手に三人の男子が立ち塞がった。
「よう坂下…待ってたぜ」
最初のコメントを投稿しよう！