決別

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さつきの脳裏に二人が出会った頃の記憶がよぎる。 ちょうど一年前だった… さつきは高校二年生。充実していた。席の周りは楽しい女友達ばかり。騒いだり、話したり。そう、充実していたんだと思う。でも…でも…何かが足りなかった…何かが。 そんな彼女の現れたのが彼だった。 あれは確か…昼休みだったろうか。 いつものようにさつきは友達と喋っていた。 さつき「かなさはなまたかなさはなまかさなかなさかなきななさかなま。」 友達「さはにたまなかはま゛はなさら!」 笑っていた。そしてふと彼女がトイレに行こうとすると… バンッ! 誰かと肩がぶつかった。 痛いなぁ…そう思い、後ろを振り向くと…
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