決別

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男「あ…ごめん…」 彼の姿を見て、私(ここからはさつき目線)は何かを感じた。何かを… 彼は私とぶつかって手に持っていた本を地面に落としていた。私はすぐさま拾ってあげようと手を差し出す。 男&さつき「あっっ」 彼も拾おうとしていた。そして手がぶつかった… さつき「ご、ごめんなさい…」 恥ずかしがった。恥ずかしすぎた。いてもたってもいられず、私はすぐさま本を拾ってあげた。ふと本を見ると…それは… チャートだった。 いつもは嫌いなチャート。でも、今だけはチャートが美しく見えた。なぜなら、二人を繋ぐ架け橋になったのだから。
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