決別

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翌日、学校へ行く。 授業中、私はずっと彼のことを考えていた。 国語の先生「え~、この問題、解ける人はいるか。じゃあさつき、答えろ。」 さつき「はい!チャートです!」 国語の先生「数学か✋バシッ」 私は心に決めていた。今日の放課後、彼に打ち明けるんだ。私の気持ちを。 そして放課後…。 私は五限終了のチャート…間違った。チャイムがなると、すぐさま屋上へと階段を駆け上がった。凄まじいスピードで。今なら50メートルも5秒台で走れる。 屋上の扉を開くと、そこにはもうすでに彼がいた。 男「来てくれたんだね。じゃあ一緒にチャートを読もうか😃」 私達はチャートで勉強をした。なんということだろう。彼と一緒なら、どんな問題も解けた。基本例題はもちろん、重要例題まで…。 そして…少し休憩しようかと彼が言った時、私はついに、打ち明けたかった事を全て言葉にした。 君のおかげでチャートに出会えたこと、そのチャートが私をこの束縛された世界から解き放ってくれたこと…。そして、私が君を愛しているということも。
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