海のバラッド

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「からかわないでよ…」 私は顔を真っ赤にしながら言った。 「からかってなんかないよ」 朝倉君は海から視線を外し、私の顔を見て言った。 砂の上に置いた私の手に、朝倉君の手が重なる。 「あ、朝倉君?」 「何回も言ってるけど、俺は優希が好きだよ。優希は?」
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