始まりの音

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      「…けれど…愛法? もうすぐで、ホステスの渚ちゃんが攻略出来そうなんですよ。 一生懸命貢いだかいがあった。」       「金づるじゃないか!!!」       「それに… どこを修理する必要があると言うのですか?」         「ここっ…!!!」     胸の辺りを指差して不服そうな顔の愛法に…       高城は、ため息をついて… 椅子に腰を下ろした。       「何が不満なんですか?」         「だって、ボク…もうすぐ高校に通うんだよ。」         「ですが、愛法? …それはそれで…マニア受けすると思うのですが。   私は好きですよ?」            「通はマニアじゃないし、オーナーみたいにロリコンじゃないんだから…いいんだよ。 あと…それから…」          「まだ、何かあるんですか?」         「リミッターを解除してくれる?」             高城は動きをピタリと止めて…愛法を凝視した。     一瞬の静寂の後…高城は 静かに頷いた。       「そう…ですか。 あんなに嫌がっていたのに… …貴方には、辛い思いばかりさせますね。」      
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