架空請求と対決するⅠ

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冬のある日。 ネトゲをやっていると俺のケータイが鳴る。 非通知で電話が来たようだ。 何かと思い電話を取ってみる。 「もしもし?」 「こちら出会い系テレホンサイトハニートークの事務所です。代金が未納だったのでお 電話させていただきました」 こ‥これは!架空請求!? 俺はすぐにそう確信した。 しかし確信を持ったとはいえ動揺しないわけにはいかない。 「え?ちょ、ちょっと待っててください!」 そう言い友達とパーティを組んでいたが諸事情があると言いログアウト。 俺は深呼吸し少し落ち着いた後、とあるブログサイトにあった架空請求との対決話を思い出した。 よし、架空請求ならばコイツでその真似をやってみよう! よーし・・まずどうしてくれようか。 電話が来た時の事を思い出してみる。 そういえばさっきのハニーのニーの部分の発音が良くてハヌィートークになっていたな・・ よし!確認のためにもう一度言わせてみよう! 俺は電話をとる。 さっきより落ち着いてると怪しまれるので笑い堪えながら、少し声を震わせながら 「お待たせしました!えーと、サイト名はなんでしたっけ?」 「ハヌィートークです。で、代金152万未納なんですが・・」 ・・ 二度目聞いてもあんまおもしろくねーな。
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