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姫蝶がドアを開けた瞬間、昭彦と時雨が「「あ」」と声を漏らした。
「えっ、清掃員の子じゃん!まさかっ…」
「…華月院様だったとはね」
姫蝶は驚く二人をチラリと見る。
ここにいるということは、この二人も生徒会役員だということ。
(何?今日会った男全員が役員て。まず、西園寺以外は明日まで不在のはずでは?)
浮かぶ疑問や微かな苛立ちを表情には出さず、淡々とした顔で席につく。
「ね、Tシャツにジーンズ姿の女の子と食事するのって僕初めてなんだけど」
時雨が昭彦に耳打ちする。
「そうだね…」
昭彦がそう答えると、同感だというように清治は眼鏡をクイッと上げた。
光は目をクッと細めて口元を緩ませると、食事を運ぶようメイドに指示した。
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