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そうして、芹沢さんははれて私達のパパになった。
私達も、落ち着いてきた頃にパパは話し始めた。
パパ「早速だけど、明日の土曜日に僕の子供達と会ってあげてくれないか?」
ユウナ「はい。」
翔「お子さんはおいくつなんですか?」
パパ「18と17の男の子なんだ。」
男…
えっ!?
うまくやっていけるのかな…。
翔「じゃあ、今まで男だけで生活してたんですか?家事とかはどうしてたんですか?」
パパ「使用人が全部やってくれていたので、問題はなかったんだよ。」
ユウナ「使用人って…。」
パパ「執事やメイドがいるんだ!!」
お金持ちですか!?
そこまでお金持ちだったの!?
翔「いずれは一緒に住むんですよね?」
パパ「そうしたいと思っている!!」
(ママの幸せのためにも、覚悟決めなきゃだよね…。)
ユウナ「それでは、土曜日に息子さん達に合わせて下さい。」
パパ「ありがとう。」
そう言って、パパは帰って行った。
私は、パパの息子だから大丈夫だって心のドコかで安心をしていた。
ママ「楓君と優雅君はとってもいい子だよ♪妹と弟ができるのを、とっても楽しみにしてたから。」
ママの言葉に私は安心した。
翔「嫌な予感する…。」
翔が言った言葉だけが少し気になったけれど、ママの言葉を私は信じようと思った。
そして…
ついに土曜日になった。
朝から、ママに起こされた。
ママ「ユウナ起きなさい!!」
ユウナ「ママ…?休みなんだから、もう少し寝かせてよ…。」
私は、そう言ってまた布団に潜る。
ママ「何言ってるの!!今日は、パパが来る日よ!!」
ユウナ「パパ…が…来る日!?」
私は、ビックリして起き上がった。
ママ「やっと起きた!!」
ユウナ「ママ!!なんでもっと早く起こしてくれなかったの?服も決めてないよ~(泣)」
ママは何故か笑顔で、バタバタしてる私を見ていた。
ママ「服ならあるわよ!!パパがユウナにって(笑)」
ユウナ「パパが…?」
私は驚いて見ていた。
それはすっごく可愛いワンピースで、私が好きそうな服だった。
そんな時に翔が入ってきた。
翔「母さん!!こんな感じでいい?あっ…姉ちゃんおはよ!!」
ユウナ「おはよ…。」
そこにいたのは、ビシッとスーツを着こなしていた。
なんだか翔じゃないみたいで、すごカッコよくて見とれてしまった。
翔「ユウ姉のエッチ(笑)」
ユウナ「バカ!!」
ママは、呆れた顔で見ていた。
ママ「ユウナ早く支度して降りてくるのよ!!」
ユウナ「はぁ~い。」
翔とママが部屋から出て言って、私は髪をセットして服を着替えた。
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