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そんなはじゃいでる翔は、サッカーをやってる時以外で久しぶりに見た。
楓「翔君は、サッカーが好きなんだね♪俺もサッカー好きで、一様キャプテンやってるんだよ☆」
翔は目を輝かせて言った。
翔「マジっすかぁ!!スゲー♪今度教えて下さい!!試合でみんなの役にたちたいんで!!」
私は、こんなはしゃいでる翔を見れて嬉しかった。
でも、ふとお兄さん達を見ると不思議な顔をしていた。
優雅「父さん…まだ話してなかったの?」
パパ「すまん。言いずらくてな。」
ユウナ「えっ?話があるんですか?」
私と翔は顔を見合わせて、首をかしげた。
楓「実はね…。父さんは、その聖エレメントの理事長であり、ホテルや他の事業もやっている社長なんだよ。」
私達は、キョトンとしてしまった。
優雅「つまり、君達も聖エレメントに今後通うコトになるんだよ。」
ユウナ「えっ!?」
翔「嘘…ですよね?」
楓「本当の話だよ。ちなみに生徒会長は優雅だから!!」
ユウナ「えっ!?でも、楓さんのほうが年上ですよね?」
優雅「兄さんは、前の生徒会長だったんだよ!!面倒くさくなって、俺に押し付けたんだよ。」
楓「聞き捨てならないなぁ~!!推薦してあげただけじゃないか!!」
そんな2人のやりとりは、正直見てて飽きなかったけど、どうも落ち着かなかった。
だって、聖エレメントに行くってコトは、転校しなきゃいけなくて、しかもみんなと離ればなれになってしまう。
正直、気持ちは複雑だった。
あの場所に、ずっといられると思っていた。
それが、こんなにもすぐに離ればなれになるなんて…。
私は、涙が出てきた。
楓「ユウナちゃんどうしたの?」
優雅「泣かないで!!」
ユウナ「みんなと離れたくない…。」
お兄さん達は、困った顔をしていた。
そんな時に、パパが話し始めた。
パパ「よっぽど、お友達と離れたくないんだね?」
ユウナ「はい!!」
パパ「美奈さんからは、少し聞いてはいて考えてはいたんだ!!ユウナちゃんや翔君が、元気になったのは2人のお友達のおかげだと!!」
ユウナ「ママが…?」
私は、ママがそんなに私達のコトをパパに話しているとは思っていなくて、少しビックリしてしまい涙がとまった。
パパ「そうだよ!!だから、ユウナちゃん達が喜ぶ様にしてあげたいんだ!!でも、聖エレメントには入って貰わなければならない。そこで、そのお友達さえ良ければ、一緒に聖エレメントに転校してもらってはどうだろう?」
ユウナ「一緒に?」
翔「そんな事できる訳が…あっ!?」
そうだった。
ここには、理事長も生徒会長もいたんだった。
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