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仕方なく持って帰って来た、歌詞二枚。二枚目は確かに、先輩にエールを送る内容になっていた。
何だかんだ言っても、目を通してしまう自分が悲しい。
予餞会にふさわしい歌詞に目を通した後、もう一度、あの歌詞に目を通す。
Oh,my GOD!? = Oh,my GIRL!!
Oh,my GOD!? = Oh,my GIRL!!
Oh,my GOD!? = Oh,my GIRL!!
Oh,my GOD!? = Oh,my GIRL!!
ボボボボボ僕は恋をした
あああああ熱い夏の日に
えええくぼカワイヤ
ハネウツクシヤ
光り輝くか・み・さ・ま!
Oh!!
Oh,my GOD!? = Oh,my GIRL!!
※くりかえし
らららライバル秀才君
でもかけっこ柔道なら負けないぜ
何せあの子は神様なんだ
フラチなヤツにはふれさせん!←シャウト
Oh!! くりかえし
……だんだん、空しくなっていく。歌は四番まであって、最後は神様に救われるってオチになっている。
この歌詞みたいに、本当に救われるなら、救われたいよ、マジで。
俺はシャーペンと消しゴムを取り出して、奴が書いたらしい歌詞に、勝手に手を加えた。
この歌詞に書かれているとおり、俺は確かに、マユに恋してる。だけど、彼女は……本当に、神々しすぎて……
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