優しい嘘、辛い事実

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今日、突然の知らせを受けた。 アナタの名前が書かれた封筒に心が躍った。 でも、記されてたのは信じられない…、信じたくない事実だった。 どうして黙ってたの? ズルい。………ズルいよ。 一人で格好付けたつもりなの? そんな身体で…。 辛い嘘まで吐いて。 アナタは幸せだったの? ううん…。 幸せな筈ないよね…。 私を想って…。 私を苦しませない様に…。 全部を一人で背負ってくれてたんだもんね。 私は手紙を燃やした。 そして机に向かう。 本当に伝えたい言葉を届ける為に。
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