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くぬやろーっ
人事だと思って!!!!
困った私は言った。
「でも、私彼氏いますから!!」
「うそぉ??」
信じないなのはに、携帯を取り出したぁちゃんの写真を見せる。
なのははそれをまじまじと眺めたあと、言った。
「普通だねぇ??」
悪かったね!!!!
イラっとしつつ、ここで怒っては意味がない、と私は笑顔をキープした。
「だから、裕貴には興味ありません」
あ、裕貴の視線がちょっときつくなった。
無視、無視。
にこにこし続ける私に、なのははやっと表情をゆるめはじめる。
「ユキちゃんになびいちゃったりしないってこと??」
「そういうことです」
なのははしばらくじーっと私の顔を見つめたあと、笑顔になって言った。
「じゃあ、なのはに協力してね??」
「はい??」
意味がわからなくて、私は聞き返す。
すると、なのはは最高にかわいい笑顔で繰り返した。
「だからぁ、ユキちゃんとのこと応援してねって言ってるの!!」
ええっ!!!!
裕貴本人がいる前で、それ言う??
さすがに信じられなくて思わず裕貴の方を見ると、言われ慣れているのだか裕貴はしれっとした表情をしていた。
裕貴がその態度なら、別にいいや。
私はひとつうなずき、答える。
「いいですよ」
私の返事に裕貴と浩紀の双方が苦々しい表情をしたが、私はそれに気づかないふりをした。
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