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ピピピピ
ピピピピ
「うー……うるさい……」
私はがさごそと手を伸ばし、なり続ける携帯のアラームをとめた。
そしてそのとめたままのポーズで、起き抜けの頭を働かせる。
床……畳。
私の部屋じゃない。
ここ、どこだっけ。
………あ、恩賀崎家か。
握りしめた携帯に開ききらない目をやる。
時刻……7時56分。
あー、スヌーズに入ってたんだな。
うん??
7時56分……………????
「ぎゃああああ!!!!!!」
私は叫び声とともに布団をはね除けると、寝間着にと借りた浴衣のまま部屋から飛び出した。
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