始まり...

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――次の日の朝 窓の外を見ると、いつものように雪野が家の前で待っている。 鞄を持って玄関を出た。 「おはよう♪♪」 「おはよう。あのさ…悪いけど、やっぱ一緒に学校行ったりできない。」 「なんで??」 「前も言ったろ?俺、彼女いるから。」 「でも彼女さんとは違う学校なんでしょ??じゃあバレないじゃん♪♪私、せめて友達でいてとは言ったけどまだ諦めてないんだよ??白石くんのこと。」 「………なんか、こういうの俺ら付き合ってるみたいだな……。」 「そうだね♪いっそ付き合っちゃう??」 「だから俺は………」 「分かってるよ。浮気しちゃおうよ。」 「何言って……。」 「ちょっとだけならいいでしょ?」 「…………。」
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