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いつも通り、授業は目が覚めるのと同時に終わる。
放課後になり、
「白石くん♪帰ろ?」
雪野が俺の教室に来る。
「今日も授業寝てたみたいだね♪」
「あぁ。」
「そういえば白石くんの彼女さんってどんな人??」
「どんな人って………。」
可愛くて優しくて……なんて雪野の前で言えるはずがない。
「ねー??」
手を繋いできた。
「おい、あっ……。」
前からピンク色のかかった茶髪の女が歩いてきた。
「どーしたの??」
「梨奈…………。」
俺に気づいたのか、こっちに向かって歩いてきた。
「悠汰………。寂しかったんだよ?その子、誰?」
一瞬、梨奈の目が雪野を睨んだように見えた。
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