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「梨奈、悪かった……。」
「別にもういいよ。一緒に帰ろ。」
感情のないような声だったが、梨奈の顔を横目で見てみるとニコニコしていた。
「もう他の子に近寄っちゃダメだよ?」
「分かった……。」
梨奈を家まで送って自分の家に向かう。
梨奈と帰ったのは久しぶりだった。
家に着くと、雪野からメールが届いているのに気がついた。
『今日はごめんね。彼女、あの子なんだ。あの後何もなかった?』
『特に何もなかった。怒ってなかったし。』
返信を打つ。
そういえば、梨奈はいつもあの道は通らないのになんでいたんだ??
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