序章

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「誰に勝つって?」 「…っ」 結果は俺の勝ち。ちょっと遊びすぎちゃったし…。周りの雑魚も相手しろって郁斗兄ちゃんが言ったから、殴ったら地面鼻血だらけ。汚ねぇし… 「こら、君達何やってる!」 「やべ、サツだ。翔、逃げるぞ」 「あぁ…」 急いで逃げようとしたけど、倒したはずの番長に右足を掴まれた。 「ちょ、離せっ!」 「お前も道連れだ!」 バキッ 「う゛ぁ…っ」 番長によって右足の骨は折られ、動けなかった。 「翔!」 「いいから行け!」 こっちに来ようとした郁斗兄ちゃんにそう言い放って、俺は警察に捕まった。
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