プロローグ

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「俺はこの学校を楽しくしたい。そのためにはまず、意識や環境を変えないといけない」 雄二が真剣な表情で言う。 そうだね、と相槌を打つ明人たち。 この校内にも、 当然不良が存在する。 雄二の容姿は短髪が逆立っており、加えて、その長身のせいで不良のように見られがちだ。 バカなことはするし、教師陣に目をつけられてはいるものの、クラス委員長を任される程、実力はあった。 彼は本気で学校を良くしたいと思っていた。 同時に、勉強だけが全てじゃない、とも――。
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