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だから、彼女の母親は旦那にいい印象を持っていなかった。
だけど、持ち前の明るさで、旦那の両親とも打ち解けてくれた。
母親は、赤飯、漬物、煮物など、食べきれないほど作ってきてくれた。みんなで美味しく食べた。
彼女は気持ち悪かったけれど、一生懸命食べて会話に参加した。
昼間なのもあって、誰も酒は飲まなかった。
大体食べ終わると、旦那の母親が片付け始めた。
彼女は慌てて、
「あっ、あたしやりますから!」
と言ったが、
「いいのよ。お客さんじゃないんだから。」
と言って洗い物を始めてしまった。
彼女の母親は、
「もう、この子ったらホント気が利かなくてー。」
とフォロー?してくれたが、
実は彼女はまだ食べ終わってなかったのだ。
気持ち悪さと戦いながら、ゆっくり食べていたから。
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