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夏休みに入りとても暇していた
S大学の休みは非常に遅く、他の学校と休みが合わないためとても退屈である
「あー またブックオフ行って、はじめの一歩でも読もうかな」
そんな事を思っていたら、そーちゃんから電話が掛かってきた
プルルルルル
「はい もしもし」
「もしもし、ヤ○チャン暇だけん遊ぼうぜ♪」
彼の名前はそーちゃん
この小説の主人公である
窃盗、自販荒らし、警官相手に恐喝、犯罪まがいの事をしている悪党だ
その鮮やかな盗みのテクニックから、人は彼のことを『ルパン小僧』と呼ぶ
嘘だ
今このニックネームを付けたことは秘密だ
一時期2人で筋トレにハマっていた時期があり、俺がリュックを背負い、その中にそーちゃんがプロテインを詰めるという万引きを手伝った事があったが
その後、普通に
「まぁ からってるのはヤ○チャンやけんね」
と言われたのにはビビった
何を言ってるんだと真剣に思ってしまった
しかし、彼は友情に熱く、飲み会であまり喋ってない人に喋りかけるなどとても良い奴である
そのギャップが良いのかもしれない
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