まごころを、君に

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「でも…もうおしまいなんだ…これが僕たちが守ってきた未来なんだ…」 アスカは暫くしてから包容をやめて立ち上がる。 「アンタねぇ…いつまでメソメソしてんのよ!!アタシがなぐさめてやってんのに!!過去には戻れないのよ!?」 「そうさ、リリンは過去には戻れない。これは世界に無くてはならない絶対的なルールだからね」 シンジとアスカはぎょっとして声のするほうに振り替える。 銀髪の赤い瞳の少年が倒壊したビルからむき出しになった鉄骨に座っている姿があった。 渚カヲル。 フィフス・チルドレン。 タブリスー最後のシ者。 「フィフス…!!」 「カヲル君!!」 「やぁ、シンジ君とセカンド」
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